少し遠出して 子どもを楽しませよう!と 車を走らてるが出かけたばかりなのに「いつ帰る?」という 子どもの言葉にハンドルを握るお父さんのテンションはガタ落ち…
「もう、引き返そうかな・・・」って思ってしまう気持ちわかります。
実はこの言葉、単なるわがままや退屈ではなく、子どもならではの心理が隠れています。
保育園でも、遠足や散歩の出発直後に同じ質問をする子は珍しくありません。
その背景には、不安や安心したい気持ち、予定を知りたい欲求などがあります。
現役保育士が、その理由と対応のコツをご紹介します。

みんなで楽しくお出かけできるようにアドバイスします!
出発したばかりなのに「いつ帰る?」と言う子どもの気持ち
本当に帰りたいわけではなく、見通しがつかないことは大嫌いなのです。
「このドライブよりお家で遊びたい!」何をするのかわからなくて不安な気持ちの表れです。
安心感をえたい
初めて行く場所は、子どもは大人よりドキドキします。
大人は、見通しがついていることも子供には、不安になります。
子どもは、初めてのことが不安だということを知った上で、子どもに説明が必要です。
今日の予定を伝える
行く場所や、どのくらいで着くか、どんなものを食べようか等、子どもを交えてはなしましょう。
2歳や3歳の子どもだからこそ不安になります。
疲れやすい
子どもは、ジッと車に乗っておくことは苦手です。
特に移動は疲れやすくストレスになります。
まずは子どもの不安を取り除く
外出前に「今日は〇〇をして、〇時ごろ帰るよ」と予定を具体的に伝えると、子どもの不安が減ります。さらに、外出先で安心できるグッズ(お気に入りのぬいぐるみやハンカチなど)を持たせるのも有効です。
保育園でも、見通しを伝えるだけで落ち着いて活動できる子が増えます。
移動中に遊べるおもちゃや ドライブ中に子どもの好きな音楽を流すなどの工夫が必要です。
移動も遊びにしてしまうことで、楽しい気持ちが不安に勝ちます。
移動中の退屈なドライブの対策
長時間のドライブで子どもが退屈しないためには、事前の準備をしなければなりません。
まず、お気に入りの絵本やシールブック、ぬりえなどを用意し、手元で遊べる「ドライブ専用おもちゃ」を作っておくと特別感があります。
音楽や童謡を流して一緒に歌う「車内カラオケ」も盛り上がります。
また、「次の信号までに赤い車を探そう!」などの観察ゲームやしりとりも効果的。
おやつタイムを小分けにして、ちょっとしたイベントとして楽しむのもおすすめです。
さらに、行き先や途中の景色について話したり、クイズを出したりすると、子どもは「退屈」よりも「冒険気分」になること間違いなし!
こうした工夫でドライブ時間がたのしい家族の思い出に変わります。
試してみてくださいね!
まとめ
「いつ帰る?」という質問は、退屈やわがままの証拠ではなく、不安や安心感を求める子どもの心の声です。
見通しを与えることで外出先でも落ち着いて過ごせるようになります。
こうした声に丁寧に応えることが子どもの心を安定させる第一歩ですね。
遊びの空間を作りながら、子どもの心の安定を図りつつ楽しいお出かけになるよう準備をしましょう。
小さなサインを見逃さず、ストレスの少ない安心できる環境づくりを意識しましょう。