かわいい我が子のためにと思っベビーマッサージ教室に通うお母さんを見かけます。
でも、赤ちゃんのマッサージ、ベビーマッサージは、方法を間違えると危険な行為だったりします。
マッサージと聞くととても良い効果が得られるのではないかと、誰しも興味がわくのではないでしょうか。
ベビーマッサージは親子の最高のコミュニケーションです!
ベビーマッサージについて正しい知識を身に着けたうえで参加しましょう。
ここでは現役保育士が、ベビーマッサージの効果と危険性の両方について解説していきます。
ベビーマッサージとは
赤ちゃんと良好な親子関係が築くことが出来ます。
たくさんのスキンシップをすることにより、日常生活において赤ちゃんが望んでいることに気づけるようになります。
ベビーマッサージは赤ちゃんにとっても 心身の発達に良い影響を与えます。
「これからベビーマッサージをするぞ!」と、気負わず おむつ替えや沐浴の着替えの時に体をさすってあげるのも ベビーマッサージと言えます。
マッサージする際は、体に異常がないかも観察しながら行いましょう。
ベビーマッサージのメリット
マッサージの一番の効果としては、親子間のコミュニケーションです。
やさしくマッサージしてあげることにより、リラックスし親子の信頼関係も築けます。
さらに赤ちゃん血行が良くなり 十分な睡眠効果も得られます。
お家で出来るベビーマッサージの方法
準備
赤ちゃんを傷つけてしまわないように、爪を短く切っておきましょう。
マッサージする際に、必要であれば ベビーローションなどの保湿剤を準備をしてください。
空腹時、満腹時、体調の悪いときはしないようにしてください。
予防接種を受ける前後も 行わないようにしましょう。
お家でするときは、服の上からやさしくなでてあげてください。
裸にする必要はありません。
「今からマッサージしようね」と声をかけてあげましょう。
顔のおでこ・鼻・顎の順に数字の3を書くようにゆっくり触る程度の力加減でなでます。
胸の中心からハートを描くようにおなかにかけてゆっくりさすってあげてください。
肩から手首に向かってなでおろします。
足の付け根から足首に向かってなでおろします。
手の指先 足の指先をい本ずつ丁寧にやさしくつまみます。
おなかを トントンと触っておしまい!
とても簡単ですね。
マッサージ中に保湿しながら行ってもいいし、終わってからオイルや保湿剤で肌を整えてもいいです。
心も体もリラックスすることにより 血行が良くなり免疫力も上がり 良いことばかりですね。
【ベルタベビーローション】
ベビーマッサージの危険性(気をつける事)
赤ちゃんの肌は、刺激に弱いため注意深く観察しながら行ってください。
マッサージする際はオイルを使ったり保湿に気を付けましょう。
過度なベビーマッサージはストレスになる危険があります。
痛い・つらいが自分で言えない為、気を付けてください。
赤ちゃんの筋肉や関節はやわらかいため 無理な稼働を促すことが無いようにしましょう。
股関節や肩関節、首回りなどはあまり刺激をしないことが大切です。
大切な血管や神経を傷つけてしまう危険性があります。
また、腕や足、または指などを引っ張るような動作は危険なので厳禁です。
年齢を重ねてから、重大な不具合が起こる可能性もあります。
ベビーマッサージの資格は国家資格ではない
ベビーマッサージの資格は国が認めたものではないということを知っておいてください。
子どもの命や安全は 保護者にゆだねられています。
無資格者によるあん摩マッサージ指圧業等の防止について 医師以外の方が、あん摩マッサージ指圧、はり、きゅう及び柔道整復の施術所等において、あん摩、マッサージ若しくは指圧、はり又はきゅう及び柔道整復を業として行おうとする場合には、あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律(昭和22年法律第217号)において、それぞれ、あん摩マッサージ指圧師免許、はり師免許又はきゅう師免許を、柔道整復師法(昭和45年法律第19号)においては、柔道整復師免許を受けなければならないと規定されており、無免許でこれらの行為を業として行ったものは、同法により処罰の対象になります。
厚生労働省 【無資格者によるあん摩マッサージ指圧業等の防止について】
このように厚生労働省からも注意喚起があります。
ベビーマッサージは民間の資格の為、どこの団体のどのような資格なのか、社会的に信頼のおける組織団体の資格なのかを 親自身が見極めてることが大切です。
マッサージは、指導を受け親自身が子どもに行う必要があります。
親子のスキンシップ
親と子供の絆を強くする効果があります。
たくさん声掛けをして マッサージしながら色々なお話をしましょう。
やさしい声は、赤ちゃんの脳の発達に重要です。
我が子が、見えないところにいても鳴き声で自分の子どもの泣き声を聞き分けられるようになります。
赤ちゃんも お母さんやお父さんの声を聞き分けられるようになり安心感を得ることが出来ます。
声掛けをしながら、やさしくマッサージをすることによって、親も子供もリラックスし落ち着くことが出来ます。
たくさんの愛情を受けた赤ちゃんは、感情が豊かになると言われています。
自立心が強く、自らたくさんのことを経験する意欲があります。
赤ちゃん自身も、コミュニケーション能力が高くなります。
★非認知能力を高めることにより、大人になった時、豊かな人生が送れます。
(非認知能力とは、成績やIQ では測れない能力のことです)
まとめ
ベビーマッサージを通じて、親子のコミュニケーションを図ることが出来ます。
まだ未発達の関節の運動や 腕や足を伸ばすといった危険な運動は赤ちゃんには必要ありません。
肌をゆっくりさすってあげるなど、やさしくなでてあげる程度でとても良い効果が得られます。
ベビーマッサージの知識を親自身でもしっかり調べて、正しい知識を身につけてくださいね。
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