季節の変わり目は、体調を崩しがち。
大人も子供も同じです。
6月7月ごろに保育園で流行りやすいヘルパンギーナ・RSウイルス・ヒトメタニューモウイルスについて説明していきます。
4月に保育園に入園した園児は、たくさんの風邪をもらったことでしょう。
風邪ひきさんが増えてきました。
保育園に慣れてきたこの時期に流行る感染症についてお話ししようと思います。
夏に向けて流行る感染症
5月の終わりごろからいろいろな感染症が流行ってきます。
実際に、保育園ではヘルパンギーナ・RSウイルス・ヒトメタニューモウイルスが大流行り。
小児科に受診する際は保育園でどのような感染症が出ているのかを聞いて小児科で検査してもらうと良いです。
検査結果は、通っている保育園に必ず教えてくださいね。
ヘルパンギーナ
春から夏にかけて流行る。
病原体は、主としてコクサッキーウイルス
複数の原因ウイルスがあるため何度も罹患する可能性がある。
潜伏期間、3~6日
主な感染経路は、飛沫感染、接触感染・経口感染
飛沫や鼻汁から、1・2週間はウイルスが排出される。
おもな症状は、のどの痛み・発熱の症状がみられる。
のどに水膨れなどが見られる。
日常的な手洗いをすることと、回復後も飛沫や鼻水・便からウイルスが排出されるため、取り扱いに気を付けてください。
保育園への登園は、熱が平熱に下り普段通りに食事が摂れるようになってからにしましょう。
RSウイルス
秋から冬・梅雨時期から夏季にも流行する。
潜伏期間は4~6日
主な感染経路は、飛沫感染・接触感染
症状は、呼吸器症状・咳、鼻汁です。
再感染の軽い咳や鼻水から周囲に感染しやすい。
飛沫感染を予報するために手洗いと咳エチケットの徹底を促す。
清潔な保育環境を保つことが大切。
保育園への登園は、十分に呼吸器症状が消失し全身症状が良いことが目安です。
ヒトメタニューモウイルス
1年中見られるが、流行は春先がピークとされています。
潜伏期間は、4~5日
主な感染経路は、飛沫感染・接触感染
症状は気管支炎などの呼吸器症状を起こす。
主に、発熱・咳・鼻汁です。(嘔吐・下痢)
感染力が強く再感染を起こしやすく、手洗いうがいなどを徹底するとともに咳エチケットを心がけてください。
登園の目安は、症状が回復したら再開しましょう。
家庭で出来る感染症対策
感染症対策は 新型コロナウイルスが流行った際に、いろいろな対策を講じてきていると思います。
マスクや手洗い消毒 この3つが大切になります。
気を付けているのに困ったな、と言うのが本音ですね。
再確認して、日ごろから気を付けていきましょう。
感染対策 5つ
- 体調に変化がある場合や症状がみられる場合は医療機関を受診してください。
症状の出た日にち・その時の体温・症状を詳しく記録しておく。 - 咳エチケット・マスクの着用
自分を守りためにも、菌やウイルスをばらまかない為にマスクを携帯して必要に応じて使用する。 - 換気をする
常にきれいな空気になるように空気の入れ替えを心がける。 - 手洗い・うがい
石鹸を使用し正しい手洗い方法を身に着ける。 - 生活習慣に気を配る
適度な運動・十分な睡眠・食事・ストレスをかけないなどの健康状態に気を付ける。
まとめ
梅雨時期は、気圧の変化などで大人は頭痛が起こる人もいるかもしれません。
わたしも、お天気が悪くなったり台風が近づいてくると何故か頭痛が起こります。
保育園で流行りやすいヘルパンギーナ・RSウイルス・ヒトメタニューモウイルスは、大人にも感染するので保育する親も感染対策をお願いします。
1歳未満の乳児に感染すると、重症化してしまうリスクが高くなります。
保育園は、集団生活です。 うつし合いにならないように保育士も必死です。
自分で出来る感染症対策を実践しながら、いろいろな風邪を貰わないように気を付けて元気に過ごしましょう。
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